JACRIについて

日本自動車ユーザー研究所
所長 須田 亨

20世紀初頭に米国で自動車の大量生産が始まって以来、すでに100年以上が経ちましたが、自動車を取り巻く社会・経済・技術環境は、成熟・安定化するどころか、ますます猛烈な勢いで進化・変容し続けています。

技術面では、燃料電池、電気自動車などを含む環境技術、自動運転などの安全技術やテレマティクス技術の高度化、AI、IoTなど他分野からの先端技術の導入。また同時に、それらに対する社会的な期待の高まりや、法規制の強化なども進んでいます。一方、ユーザーにとっての自動車の価値も、先進諸国ではすでに所有から共有・利用へと移行しつつあり、カーシェアリングやライドシェアなどの新しいサービスも急速に拡大しています。

このような不透明な時代にあって、自動車ユーザーは、いま何を考え、感じ、求め、行動し、そしてどんな未来を拓いていこうとしているのでしょうか。

私たち日本自動車ユーザー研究所は、自動車ユーザーの今日と明日を、多様な調査・研究と深い洞察を通して、ありありと描き出すべく、株式会社イードのリサーチ事業本部を母体として設立されました。イードのリサーチ事業では、長年にわたり自動車業界向けに専門的なマーケティングリサーチサービスを提供しており、「自動車とそのユーザーに関わる調査」について豊富な実績と知見を有しています。その実績と知見をよりいっそう有益に役立てられるよう、意欲的に活動を進めてまいります。

自動車ユーザーに関わる自主企画の調査・研究をベースとしたコラム情報発信、セミナー開催、調査・研究レポートの販売を行ってまいります。