e燃費アンケートとは、2008年からe燃費ユーザーに対して定期的に行っている意識調査であり、調査データと「e燃費」登録データ・ログデータを結合し、実燃費と関連付けて分析をしています。

今年度の調査では、「燃費満足度の構造分析」「ユーザーが求めるカタログ燃費表記」「エアコンの燃費影響」「省燃費のための装備・機能活用」「電気自動車(EV)の購入検討」」をトピックスとして実施いたしました。

今回、2017年3月に発表いたしました『e燃費アンケート2016-2017』の一部をご紹介いたします。

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調査結果の概要

■燃費満足度に対する寄与度が最も高いのは「実際の燃費(絶対値)」

重回帰分析を行った結果、「燃費満足度」の寄与度が最も高いのは「実際の燃費(絶対値)」となりました。

次いで、「実燃費の経時変化」「夏場のエアコン使用時」「市街地走行時」と続く結果が得られました。

■ユーザーが求めるカタログ燃費表記は「実燃費に近い走行シーン別表記」

全体として「実燃費に近い値を表示し、かつ走行シーン別に表示すべき」と回答した人が46.0%と最も多く、「高速/混合/市街地」のパターン別燃費表示ニーズが強いことが分かりました。
これは2016年5月に発生した燃費不正問題の際に、EPA(米国環境保護庁)の燃費表示方法の良さが世間に知られるようになったからではないかと考えられます。
逆に「現状のままで良い」と回答したのは全体の8.7%しかなく、回答者のほとんどが現状の燃費表示に対して肯定的で無い ことが分かりました。

■電気自動車購入時の最重要ファクターは「エコノミー」

検討理由は「ガソリン代がかからない」が69.3%と最も多い結果となりました。次いで「静粛性が高い」(45.5%)、「自宅で充電できる」(44.8%)の順となりました。
電気自動車は「エコロジーで地球環境に優しい」というイメージが先行しますが、実際の購入には「経済的なファクターが最重要」であることが分かりました。

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e燃費とは

e燃費はクルマの燃費を携帯電話・スマートフォンから登録し、マイカーをオンラインで管理する“楽しく節約、楽しくエコロジー”するサービスです。実燃費の計測、全国のスタンド情報、ユーザー同士のクチコミ情報など、様々なコンテンツが用意されています。

その他にもe燃費では、ガソリン車だけでなく電気自動車(EV)をはじめとする、次世代自動車に関するサービスのご提供や調査レポートも行っております。

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