e燃費アンケートとは、2008年からe燃費ユーザーに対して定期的に行っている意識調査であり、調査データと「e燃費」登録データ・ログデータを結合し、実燃費と関連付けて分析をしています。
今年度の調査では、「実燃費向上オプション受容価格」「燃費満足度」「クリーンディーゼル」をトピックスとして実施いたしました。
今回、2016年3月に発表いたしました『e燃費アンケート2015-2016』の一部をご紹介いたします。
調査結果の概要
■実用燃費が10%向上するメーカー純正のオプション装備の最適価格は10,452円
「実用燃費が10%向上するメーカー純正のオプション装備の価格」について聞き、PSM分析(※1)を行ったところ最適価格は10,452円となりました。また受容価格帯は9,773円から17,262円という結果が得られました。
※1 PSM分析は、消費者がある銘柄の品質に不安を持ち、他の銘柄で代用しようとする価格(=低価格の限界値)と、値段が高すぎるので他銘柄にしようと考える価格(高価格の限界値)の間を、値付けにおける絶対的な限界値の範囲として定義する分析手法です。
■燃費満足度に対する寄与度が最も高いのは「カタログ燃費達成率」
全体で見ると、燃費満足度に対する寄与度は「カタログ燃費達成率」が23.3で最も高く、次いで、「実燃費の掲示変化」「市街地走行時」「夏場のエアコン使用時」といった要素があげられました。
また寄与度が高いが、満足度の低い「カタログ燃費満足度」「夏場のエアコン使用時」の満足度を向上することで、全体の満足度向上にも繋がると考えられる結果が得られました。
■クリーンディーゼル所有率トップはSUV、クリーンディーゼル燃費満足度は全セグメントで非常に高い数値に
クリーンディーゼルを「現在所有している」率が最も高いのはSUV(Sport Utility Vehicle:スポーツ用多目的車)であり、続く「小型ハッチバック系」「商用車・その他」「外国車」とは18ポイント程度の差がありました。
クリーンディーゼル燃費満足度は、全セグメントを通して非常に高い数値となっており、「非常に満足」「満足」のTOP2が70~80%を占めている結果となりました。
またクリーンディーゼル所有者に、購入前と後のイメージの変化を聞いたところ、「トルクがある・走りが良い」といったドライバリティイメージの変化が顕著に見られました。
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